アートネイチャー発毛剤「ラボモ」とは？効果や副作用について検証してみた

アートネイチャーが全国の男性400人を対象にした薄毛に関する調査では、薄毛がどの程度気になるかという質問に、74.9％の人が気になると回答したそうです。「ラボモ」は同社の育毛を目的としたヘアケアブランドで、長年のノウハウを活かして開発されました。シャンプー、育毛剤などのシリーズがありますが、ミノキシジル含有の発毛剤「ラボモ　ヘアグロウ ミノキシ５」を中心に効果や副作用、他社製品との差異などについて検証します。

ラボモシリーズとは？ラボモシリーズの特徴

 

中見出し1-1： ミノキシジル５％配合

「ラボモ　ヘアグロウ ミノキシ５」は、有効成分、ミノキシジルを5％配合、毛包に直接作用して、細胞の増殖やタンパク質の合成を促進し、発毛と毛髪の成長を促します。新しく毛髪を増やす発毛効果と脱毛の進行を防ぐ相乗効果があるということです。

さまざまな成分で抜け毛の進行を防止

ミノキシジルと他の配合成分で、毛包を大きくして、毛幹を太くすると共に、頭皮環境を整え、成長期の時間を延ばすことで抜け毛の進行を防ぎます。潤いを保ちながら、頭皮を柔らかくすることで、より生えやすい状態に導いてくれます。

 

老舗メーカーが満を持して発売

「ラボモ　ヘアグロウ ミノキシ５」は、50年間、毛髪と向き合ってきたアートネイチャーが初めて発売する発毛剤です。増毛、ウィッグ、発毛と育毛を促すヘアケアを中心とする製品やサービスで培ったノウハウを活かして開発されました。

独自のノズルで適量を塗布できます

独自開発のノズルを採用、「はかる」というマークにあわせて逆さにするだけで、正確に1mlが計量できます。また、「ぬる」方のマークにあわせないと液が出ない仕組みで、容量を守りながら塗ることができます。この容器のノズルにより簡単に使用できます。

シリーズに育毛剤もラインアップ

ラボモシリーズとして、まだ脱毛がそれほど進んでいない人のために、薬用育毛剤「スカルプローションMM」（男性用）と「スカルプローションML」（女性用）も用意されています。発毛用の「ラボモ　ヘアグロウ ミノキシ５」を使う前の段階として試してみても良いでしょう。

 

ラボモ発毛剤の成分・効果や副作用について調べてみた

ラボモの成分とは

ミノキシジル 5.0g（100mL中5%）、エタノール、1,3- ブチレングリコール、プロピレングリコール、pH調整剤などが含まれています。

ミノキシジルが発毛の有効成分になっています。

ラボモの効果

ミノキシジルは、日本で唯一発毛効果が認められている第1類医薬品の有効成分です。日本皮膚科学会の説明でも、毛乳頭細胞を刺激して毛母細胞の増殖を促す成長因子を出させる作用があるという効果が表記されています。

 

国内におけるミノキシジルの薬剤特許を保有していたメーカーのデータによると5％ミノキシジルを13ヶ月間継続的に脱毛症患者に投与したところ90％以上の人に改善が見られたと公表されています。

効果	割合	概要
軽い改善	約20.0%	発毛は確認できるが、まだ頭皮が透けて見える程度の改善
中程度の改善	約66.7%	発毛を目視可能。ただ、周囲の健康な毛髪と比べるとまだ細い状態
著明な改善	約11.1%	周囲の健康な毛髪と見分けがつかないレベルまでの高度な改善
悪化	約2.2%	脱毛が促進または完全脱毛に近い状態になってしまった例

 

その他の成分も頭皮を保湿することで頭皮を良い環境に保ちます。潤いにより、頭皮も柔らかくなり発毛しやすい状態になります。女性用化粧品コスメにも良く使われるさっぱりした成分で気持ち良く使用できます。

ラボモの副作用

医療用成分ミノキシジル5%の使用により、約9％の確率で頭皮のかゆみやかぶれが出現するというデータがあります。しかし、軽い症状であれば、ミノキシジルにより、血管が拡張している作用とも考えられますので、しばらく使用を継続して様子を見ます。

 

1日2回、1mlずつの使用量を守るのも重要で、規定以上を使用すると、かゆみやかぶれなどの肌荒れを起こす可能性があります。その他、頭皮の発疹、大量のふけ、使用部位の熱感、頭痛、めまい、胸の痛み、心拍数増加、手足のむくみ、じんましん、アトピー性皮膚炎などの症状が現れたときは副作用の恐れがありますので、医師、薬剤師に相談する必要があります。

 

脱毛、薄毛の治療は原則、自由診療で100%自己負担ですが、副作用や合併症が起きた場合、その部分の治療には健康保険証が使えます。

 

アートネイチャーによるサポート

「ラボモ」は育毛を目的としたヘアケアブランドで、他のシリーズ商品と組み合わせて、①カウンセリング②サロンケア③ホームケアなどを実施し、定期的に髪の環境を整えることで、抜け毛を防ぎ、健康な髪を育てることができます。

 

アートネイチャーの「ラボモ 育毛コース」では、客観的にそれぞれの悩みタイプを分析して、効果的な対策を提案してもらえますので、根拠に基づいた育毛ケアがしっかり行えます。

女性には使えません

ミノキシジル含有量を1％にした女性用の発毛剤もありますが、「ラボモシリーズ」にはラインアップがありません。ミノキシジル5％の「ラボモ　ヘアグロウ ミノキシ５」は女性には使用できません。

 

ラボモ発毛剤の評判

大手メーカーの商品なので安心

大手メーカーが独自の技術を使って開発したもので、抜け毛の原因とされている頭皮の表面を保護して乾きにくい環境づくりをサポート、毛髪を増やして育てます。小さい割に値段がちょっと高い気もしましたが、商品のこだわりを見ているうちにそれ以上の価値があると思うようになりました。

他の商品より抑えめの価格でお得

アートネイチャーから発売されているとあって、信頼度は高い商品でしょう。値段も比較的抑えめですので、お得に手に入れることも可能です。

また、使う際は正しい量だけ出てくるようになっているなど、使い勝手に配慮されているのも魅力的なポイント。育毛剤では効果が見られませんでしたが、期待できます。

劇的に良いかはまだ分かりません

劇的に良いかはわかりませんが髪には悪くないと思いますし、ハリやコシは維持できていると思います。値段がちょっと高い気がします。

確実に抜け毛が減りました

確実に抜け毛は減りました。やっと、いい商品に出会ったと感謝しています。

見た目の実感が変化するには半年かかるかもしれません

2回目の使用ですがまだ見た目の実感は変わらないです。やはり最低でも半年は様子をみないといけないかもしれません。

 

他の発毛剤と比較

ラボモと他の発毛剤と比較してみました。

	ラボモ	T社R	S社R	A社M
標準価格	6,960円	7,048円	5,500円	7,800円
ミノキシジル 含有率	5％	5％	7％	5％
その他の成分	エタノール、1,3- ブチレングリコール、プロピレングリコール、pH調整剤	ピリドキシン塩酸塩、トコフェロール酢酸エステル、l-メントール、ジフェンヒドラミン塩酸塩	馬プラセンタ、デュタステリド、オキシトシン、ロピレングリコール、エタノール、セイヨウハッカ油、メントール	グリセリン、1,3-ブチレングリコール、エタノール、リン酸
購入方法	ネット通販	薬剤師のいる薬局	医院、ネット通販	ネット通販

 

ラボモの使い方

 

使用できる人

「ラボモ　ヘアグロウ ミノキシ５」を使用できる人は、20歳以上の男性で女性には使用できません。

基本的に壮年性脱毛症の人が対象で、壮年性脱毛症以外の円形脱毛症、甲状腺疾患による脱毛、原因のわからない脱毛症の人にも使えません。あまりにも脱毛が進んだ人にも効果が見られない可能性が高いです。また、20歳未満の男性、高血圧などの心臓疾患や甲状腺疾患がある人には使えません。

脱毛がこれらの状態以上に進んでいる場合は効果が見られない可能性があります。

 

日頃からヘアケアをしておきましょう

使用する前からシャンプーなどを使って頭皮、毛髪の状態を整えておきます。睡眠時間、食生活など規則正しいストレスのない生活を送ることも大切です。

 1日2回1mlずつを使用します

朝と夜の洗髪後など1日2回使用します。有効成分ミノキシジルを適量使うために、独自の容器、ノズルを採用しています。まず回転部を回して突起部を「はかる」マークに合わせて逆さまにすると、2、3秒で1回の使用量、1mlがたまります。

独自のノズルを使って気になる部分に塗布

次に逆さまにしたまま、回転部を「ぬる」マークに合わせます。合わせないと液が出ませんので、容量を守りながら塗布できます。ノズルの先端を垂直に押し当て、髪の生え際、気になる部分の頭皮に塗っていきます。2cmぐらいの間隔でトントンと押し当てていくと、薬液が頭皮に十分に広がり、効果を発揮します。

 

なお、1カ所に集中塗布してしまうと、ごわついたり、くしの通りが悪くなったり、部分的に白くなることがありますので注意が必要です。

容量は60ｍｌで1日2回使用した場合、約30日分になります。

他の育毛時との併用、副作用に注意

他の育毛剤や外用剤を使用する場合は、いろいろな成分が混ざることにより思わぬ悪影響が出る可能性がありますので、「ラボモ　ヘアグロウ ミノキシ５」の使用を中止してください。また、前記しましたように、かゆみ、かぶれ、頭痛、めまい、胸の痛み、心拍数増加などの症状が現れたときは副作用の恐れがありますので使用を中止し、医師に相談した方が良いでしょう。