ハゲの初期症状と対策方法
- 公開日:2020/05/29
「最近前髪の分け目が増えてきたけど、これってハゲてきてるのかな」とハゲの初期症状なのか判別が付かない方も多いのではないでしょうか。
ハゲ始めたときに現れる初期症状にはいくつかの特徴があります。その症状に合った対策を行うことで、若ハゲになることを防ぐことができます。
ハゲてきたときに現れる症状から対策まで順を追って説明していきます。できるだけ早くハゲ始めに気づき、若ハゲを防げるようになりましょう。
Contents
ハゲの前兆となる症状
ハゲる前兆として有名な症状は抜け毛の増加ですが、その他にも頭皮トラブルや体質などが重なって若ハゲになることがあります。
後々ハゲてしまう可能性のある頭皮や髪の毛に関する症状は次の5つになります。
- フケの増加
- 頭皮の色が赤く熱っぽい
- つむじ周辺の白髪の増加
- 頭皮が凝り固まっている
- 髭や体毛の増加
どの症状も現れただけで絶対にハゲるわけではありませんが、いずれも頭皮状況が悪かったり今後はげてしまう体質である可能性があります。
ハゲてしまうであろう原因を順を追って説明します。
フケの増加
フケの増加は頭皮の状態があまり良くないときに起こります。フケが増加するケースは2つあり、頭皮が乾燥しているか、皮脂が過剰分泌しているかのどちらかだと考えられます。
皮脂が過剰分泌したときに出るフケは、毛穴を塞いでしまい血行が悪くなってしまいます。頭皮が乾燥しているときは外部からの刺激に弱い状態なので炎症にも繋がり、薄毛に発展する可能性があります。
学校前に使用したワックスを落とすためにシャンプーで強めに髪を洗うことで、必要以上に皮脂を洗い流してしまい、乾燥や皮脂の過剰分泌引き起こしてしまうことがあるので注意しましょう。
頭皮の色が赤っぽく熱を持っている
頭皮が赤っぽく熱を持っている場合、炎症を起こしている可能性が高いです。炎症が起きた場所の血液が滞ることで血の巡りが悪くなり、髪の毛に栄養が行かずハゲの要因になります。
肌に合っていない整髪料やシャンプーの使用、紫外線を浴びすぎることで炎症を起こしてしまうことがあり、整髪料を使って髪を気遣い始める高校生がハゲる原因のひとつともされています。
上記のような症状がある場合は、一旦整髪料やシャンプーの使用を中止するなどで頭皮の様子を見るようにしましょう。
つむじ周辺の白髪の増加
若いときから若白髪が全体的にある人とは別として、つむじ周辺を中心に白髪の増加が見られた場合、後々つむじハゲに繋がることがあります。
ストレスにより自律神経や食生活の乱れが生じ、血行不良を起こすことで髪に栄養が行きわたらず白髪になってしまうのです。
ストレスによる白髪の増加は、髪の毛の栄養不足と認識できるので薄毛につながる可能性があるのです。
頭皮が凝り固まっている
血行不良や紫外線などが原因で頭皮が硬くなることで、薄毛を引き起こしてしまうかもしれません。血行不良で血の巡りが悪い状態だと、髪の毛に栄養が上手く行きわたっていない可能性があるからです。
指で頭皮を前後に動かしてみて、数ミリしか動かない方は頭皮が硬いと言えるでしょう。高校生のときに部活などで紫外線を多く浴びた方は、今は薄毛の兆候がなくとも頭皮の硬さは適度にチェックしておくことをおすすめします。
髭や体毛の増加
思春期になると男性ホルモンの影響で、個人差はありますが髭や体毛が濃くなります。髭や体毛が濃い場合、男性ホルモンの一種であり、AGAの原因でもあるジヒドロテストステロンの分泌量も多い可能性があります。
ジヒドロテストステロンは、頭長とおでこ周りの髪の毛の成長を妨げる作用があるので、毛量が気になる方は髪の毛が細くなっていないか適度にチェックするとよいでしょう。
ハゲの初期症状
ハゲの初期症状には色々ありますが、次のような症状を自覚したら既にはげ始めている可能性が高いです。
- つむじの頭皮が目立つ
- 髪の毛が細くなった
- 異常脱毛を起こしている
- 前髪の分け目が増えた
- 髪が全体的に薄くなった
ハゲ対策を早めに行い若ハゲを防ぐためにも、ハゲの初期症状を押えておきましょう。
つむじの頭皮が目立つ
「なんか前と比べて髪の毛薄くなってきたかも」このように鏡で自分が見える範囲の毛量が気になったときは、既につむじの薄毛も進行している可能性が高いです。
つむじは自分で見ることが難しく、他人によく見える部分なので、自分より先に周りに指摘されて薄毛に気づく方も多いのではないでしょうか。
鏡で見える範囲だけでなく、つむじの状態も適度に確認しておくことで若ハゲにいち早く気づき、対応することができるのです。
前と比べて髪の毛が細くなった
髪の毛の太さなんて気にならなかったが、以前よりも明らかに髪の毛が細くなっている方は、若ハゲの原因の1つといわれるAGAになっているのかもしれません。
一概には言えませんが、AGAの原因であるジヒドロテストステロンの影響で頭皮に栄養が行きわたらず、髪の毛がやせ細ってしまっている可能性があります。
AGAでなくても髪の毛にうまく栄養が行きわたらないと、高校生で若ハゲになってしまうケースもあります。
異常脱毛を起こしている
髪の毛は一日に50本以上自然に抜けるのが普通なのですが、抜けた髪の状態でによってはAGAやストレスの影響で抜けてしまう「異常脱毛」を起こしているかもしれません。
異常脱毛は次のような特徴があります。
- 毛先が黒く尖っている
- 生えている髪の毛よりも短い
- 髪の毛が細い
毛先が黒かったり短い状態で抜けるのは、髪の毛の成長が抑制され途中で抜けてしまったと考えられます。
髪の毛が細い状態で抜けるのは、他の項目でも説明済みですが、ストレスなどで栄養が行きわたらずに異常脱毛を起こしていることがほとんどです。
以前よりも前髪の分け目が増えた
「最近前髪がよく割れるなぁ」と前髪の分け目が気になっている方は、既にハゲ始めている可能性があります。
分け目が増えておでこの露出が多くなるのは、髪の生え際から髪の毛が抜けて前髪を作る毛が少なくなってしまうからです。
分け目が気になる方は必ずおでこの生え際の状態も確認しましょう。
髪が全体的に薄くなった
「ハゲ」と聞くと、つむじ周辺が円形にハゲたり、おでこからM字にハゲることをイメージするかと思いますが、中には全体の毛量が減るケースもあります。
全体が薄くなる原因はAGAではなく、ストレスによる自律神経の乱れや不規則な生活習慣によるホルモンバランスの乱れと言われいます。
就職や進学、引っ越しなど、新しい環境に変化したときに体が受けるストレスは大きいとされているので、自分に合ったストレス発散法を見つけることも薄毛改善方法の1つです。
初期症状における対策方法
ハゲの初期症状に行うべき対策は次のようになります。
初期症状 | 主な対策 |
つむじの頭皮が目立つ | 育毛剤・クリニックへ相談 |
髪の毛が細くなった | 頭皮マッサージ・育毛剤・育毛サプリ |
異常脱毛を起こしている | 育毛剤・クリニックへ相談 |
以前より前髪の分け目が増えた | 育毛剤・クリニックへ相談 |
髪が全体的に薄くなった | 頭皮マッサージ・洗髪方法の改善・育毛剤 |
AGAの可能性が高い場合は、育毛剤を試して効果が出なければAGAクリニックへ相談してみることをおすすめします。
血流促進のための頭皮マッサージ
血行不良による薄毛の改善をいつでもできる方法が頭皮マッサージです。頭皮を刺激することで血流が良くなり、髪に栄養が行き届くようになります。
マッサージをするときは、爪を立てず指の腹で頭皮を前後にゆっくり押し伸ばすイメージで行うと良いでしょう。
育毛サプリを使用する
育毛サプリとは、髪の毛が健康に育つために必要な成分を配合したサプリメントです。飲むだけでいいのでお手軽に摂取できるので、生活習慣が乱れがちな方におすすめです。
育毛サプリ以外にも、髪の毛の生成に欠かせない成分である亜鉛やビタミンのサプリであれば、高校生でも購入できる値段で販売されています。
育毛剤を使用する
育毛剤を使用することで、頭皮環境の改善や髪の成長を助けることができます。育毛剤には頭皮環境を整えて頭皮への血流を良くする成分や、髪の成長に欠かせない成分が含まれているので、育毛のサポートを効率よく行うことができるのです。
特に20代で若ハゲになってしまった場合は、適切な対応を早く行うことで悪化を防ぐことができるので育毛剤をおすすめします。
生活習慣の見直す
男性がハゲる原因の多くはAGAと言われていますが、睡眠不足や外食中心の生活で、体の内部環境の悪化が原因で薄毛に繋がるケースも多いです。
また、生活習慣の乱れによる頭皮への血行不良や頭皮環境の悪化がAGAを助長しているのではないかとも言われています。
AGAを発症する理由は明確に解明されていないので、AGAを引き起す可能性のある生活習慣を整えるよう意識しましょう。
クリニックへ相談
つむじ周辺やおでこの生際の薄毛や異常脱毛を起こしている方は、AGAである可能性もあるので、頭皮環境のチェックも兼ねてクリニックへ相談することをおすすめします。
AGAクリニックには頭皮のチェックや血液監査を行って薄毛の原因を調べるため、自分がなぜ薄毛になったのかわかるのが魅力です。
洗髪方法を改める
髪の毛の洗い方が原因で頭皮環境が悪くなってしまうことがあります。お風呂で髪を洗うときは、次の点を意識しましょう。
- シャンプーの前に頭皮マッサージを行う
- 頭皮はこすらず揉むようにして洗う
- 頭を洗うときの水温は40度以下にする
- シャンプーが頭皮に残らないよう時間をかけて洗い流す
- 時々シャンプーを使わずお湯だけで洗い流す日を作る
また、シャンプーの成分に「合成界面活性剤」が利用されているシャンプーは洗浄力がとても強く、頭皮を守るために必要な油分まで洗い流してしまうので、シャンプー選びも大切です。
まとめ
若ハゲになる前に次のような初期症状が現れる傾向があります。
- つむじや前髪の頭皮の露出が多くなる
- フケが多くなる
- 異常脱毛
上記のような症状の原因は、AGAかストレスや生活習慣の乱れによるものだと思われます。若ハゲになることを防ぐために、次の対策を行うことをおすすめします。
- 生活習慣の改善
- 育毛剤を使用
- AGAクリニックへ相談
近年は高校生の頃から薄毛になるケースも少なくないので、若ハゲにならないよう初期症状と対策について知っておきましょう。