髪の毛を太くする方法、ケアの仕方とは?
- 公開日:2019/10/30
年齢を重ねるにつれてどうしても髪の毛のボリュームがなくなってしまい、男性はもちろんのこと、女性にとってもオシャレの幅が狭くなるなど、いろいろな意味で悩みの種になっているようです。髪は年齢を重ねていてもある程度まで太くすることができ、若い頃のようなボリューム感をキープすることもできます。髪のボリュームを少しでも保つ方法についてさまざまな角度から検証していきますので、ぜひとも参考になさってください。
日本人の髪の太さの平均は?
統計データによると、男女問わず、日本人の平均的な髪の太さは0.07ミリから0.1ミリ程度であるとされています。男性の場合、20代が髪の太さのピークで、女性なら30代中盤にかけて髪の太さがキープされます。男女ともに30代以降は徐々に髪が細くなっていき、50代あたりからは見た目にもボリュームを失っていきます。もちろん、これはあくまでも平均データであり、壮年期に入るまで髪が細くならない男性もいれば、20代のうちから脱毛症で悩む女性も少なくありません。
髪の毛が細くなる原因とは?
加齢現象以外にも、髪の毛が細くなってしまう原因はいくつか考えられます。両親、祖父母のいずれかが薄毛や脱毛症に悩んでいる場合、遺伝子の影響によって髪の毛が細くなっている可能性があり、いわゆるホルモン療法などで髪を太くするのは難しい面があります。また、ストレスが頭髪に与える影響も大きく、仕事が毎日忙しかったりすると知らないうちに過剰なストレスが蓄積し、髪の成長サイクルが阻害されてしまう、というケースも決してめずらしくありません。一過性の原因によるものであれば対処法も比較的幅広いため、まずは髪が細くなってしまう原因を特定し、そのうえで適切なアプローチを考えましょう。
女性のほうが薄毛は目立ちやすい?
日本でもここ数年はFAGA、女性型脱毛症が認知されるようになり、薄毛が男性だけの悩みではないことが理解されるようになりました。髪が細くなっていくペースは男性のほうが早いのですが、女性はもともと髪の毛が長い、というイメージが強いため、少しでも見た目のボリューム感が衰えると老けた印象を強く与えてしまいます。また、女性の場合、髪の毛が細くなることによって髪型のバリエーションが少なくなってしまい、オシャレを思うように楽しめなくなる、という悩みもあるようです。
体の中から髪の毛を太くする方法
髪が細くなっている原因がホルモンや栄養バランスの乱れにあるのであれば、ちょっとした体質改善によって髪の毛を太くすることは可能です。特に、食生活には注意が必要であり、油分の多いジャンクフードやファストフードを毎日摂取しつづけているとどうしても頭皮にも良くない皮脂が蓄積されてしまい、健全な発毛サイクルが阻害されやすくなってしまいます。植物性たんぱく質など、発毛サイクルを促進してくれる栄養素を豊富に含む食品を意識的に摂取することによって長期的な体質改善がつながり、髪の毛1本1本のパワーも戻ってきます。
外部的なアプローチもある
遺伝や体質の問題によって髪が細くなっているのであれば、ウィッグや植毛など外部的なアプローチによってボリュームを回復する方法があります。最近では技術が格段に進歩し、見た目にはほとんどわからないレベルの植毛を行うことも可能になっています。施術のコストも下がってきていますので、まずは専門医に相談してみましょう。
髪が細くなるのは一種の加齢現象でもあるため、ある意味では仕方がないのですが、だからと言ってあきらめる必要はありません。普段の食生活から見直してみることで髪を太くすることは充分可能ですし、たとえ遺伝や病気からくる薄毛であっても、ウィッグや植毛などを活用すればボリューム感を演出することはできます。