抜け毛は薬で大丈夫？薄毛の原因はここ

抜け毛に効果的な薬は、大きく分けて2種類あります。頭皮に直接塗るタイプの薬と、服用するタイプのものです。また、塗るタイプの育毛剤も服用薬もそれぞれ男性向け、女性向けがあります。女性が男性向けの薬を使ってもあまり効果はありません。それどころか副作用が出る場合もありますので、使用の際は、注意事項をよく読んで正しく使用しましょう。育毛剤や薬を使用する際の注意点や最も効果的な使用の仕方をまとめました。

抜け毛に効果的な薬はどこで買える？

抜け毛に効果がある頭に直接塗るタイプの育毛剤は、通常薬局で購入できるものもありますが、服用するタイプの薬は、市販されていません。通常は、クリニックで診断をうけて、処方されます。塗るタイプの育毛剤も飲み薬のタイプも、効果が期待される育毛剤や薬は、大体一月で10000円から15000円のものが多いです。

飲み薬の場合、一般的に知られている薬は、海外で開発された薬が多いので、海外のインターネットサイトから直接購入することも出来ます。クリニックで処方された薬よりも値段も安く購入できます。しかし、偽者が送られてくることもあります。偽者の薬を服用すると健康に害することもあります。自分で判断して後で取り返しの付かないことになるよりも、正しい知識を持った医師の判断に委ねる方が賢明です。

抜け毛に効く飲み薬とは?

男性用と女性用で違いがあります。それは男性と女性では症状が異なるからです。男性は、抜け毛によってはげる人もいますが、女性は全体的に薄くなったり、毛質が痩せてきたりします。これは、抜け毛の起因が異なるからなのですが、症状も要因も異なるので、同じ薬を内服しても効果はありません。それぞれの症状や原因にあわせた薬を服用します。これは塗るタイプの育毛剤も同じで、家族で似たような悩みがあるからと一つの薬を共用しても効果はありません。

男性の抜けてしまう要因は、主に男性ホルモンが過剰に分泌されることですが、女性は、ホルモンバランスの変化が原因とされています。他にも極端なダイエットによって、髪の毛まで栄養がいきわたらないことで髪の毛が抜けることもあります。女性の場合は、ホルモンバランスを整え、髪に必要なアミノ酸やミネラルなどを補給する役割の薬が効果的です。では、有名な飲み薬は何でしょうか？女性の薄毛対策として一般的に広く知られている薬にパントガールがあります。

女性の場合、加齢とともに薄毛に近づく人が多いですが、生活習慣の乱れによって若い年代の人も薄毛に悩んでいる人もいます。近頃注目を浴びているのが、抜け毛対策用のサプリメントです。髪の毛によい成分に大豆イソフラボン、シナモン、ヒハツなどがあります。これらを食品として摂取してもよいのですが、1日に大量に摂取しなければならないので、これらの成分がすべて含まれているサプリメントがあれば手軽に抜け毛対策ができます。これらの成分と他にも髪によい成分をあわせたサプリメントがあります。このサプリメントは、美容内科の医師が監修し、髪によい成分を厳選して作られているので、髪にも美容にもよいサプリメントです。

薄毛に効く飲み薬は？

プロペシアやプロペシアのジェネリックがあります。アメリカで開発されたプロペシアは、男性用AGA対策の飲み薬です。頭皮でDHTという抜け毛を促す物質の生成を阻止し、髪を抜けにくくする効果があります。個人差はありますが、薬を飲み始めてから3年以内には確実に効果が表れるといわれています。もちろん原因がAGAではなかったり、効きにくかったりしてまったく効果の出ない人もいますが。こちらは男性専用の薬です。女性は飲んではいけません。

妊娠中の女性が服用すると胎児に悪影響を及ぼします。この薬に触れてもいけません。口から入るのはもちろん、皮膚から吸収されても胎児に悪影響を及ぼします。また、含まれる成分にアレルギー反応を起こす人も飲んではいけません。この薬は高価なので、後発医薬品、ジェネリックが開発されています。プロペシアは病院で調合していただくしか手に入りませんが、プロペシアのジェネリックは、海外から個人輸入も可能ですので、手軽に手に入ります。そのほかザガーロもプロペシア同様厚生労働省から認可されています。AGAの治療薬として知名度があります。ザガーロは比較的新しい飲み薬です。

他に内服薬を服用している場合は、医師と相談が必要です。薬によって、飲み合わせで作用が強まったり、弱まったりします。特にアレルギーの方には確認が大切です。一部食品によっても変化する場合があるので、病院での調合してもらい手に入れるしか方法はありません。ザガーロも男性専用の内服薬です。副作用として、性欲減退や射精障害、食欲不振、倦怠感などがあります。身体に変調をきたしたら医師に相談しましょう。

アボルブは、もともとは前立腺肥大の治療薬として開発されたこの薬ですが、AGAの症状に効果があるという研究結果がでました。AGAの原因物質である酵素は、実は1型と2型があります。プロペシアは、2種類の内、2型にしか効果はないのですが、ザガーロ、アボルブは2種類ともに効果があります。しかし副作用もあります。性欲減退、勃起不全をはじめ、乳房が女性化したり、乳頭に痛みをともなったりすることもあります。用法容量をよく守り、半年以上飲んでも効能が現れない場合は、服用をとめなければなりません。処方には、医師の診断が必要です。

飲み薬と育毛剤を併用も効果的

飲み薬でも育毛の効果があり、塗るタイプの育毛剤でも育毛の効果があるのならば、併用してはどうかと考える人もいると思いますが、実際は効果の程はいかがなのでしょうか。一部の育毛剤は、プロペシアと併用すると効果が倍増するといわれています。プロペシアとミノキシジルの組合せが効果あります。この二つは作用が異なるのでお互いの成分に相乗効果がうまれます。ミノキシジルは育毛剤でも飲み薬でもあります。

しかし他の育毛剤との組合せでもよいというわけではありません。また、症例が少ないので、現在は併用していて身体に害がなくても、数年後、数十年後にどのようなことになるのかははっきりとは分かってはいません。育毛剤の組合せを自分で勝手に判断するのではなく、医師と相談してから育毛剤と内服薬を併用するか否かを決めたほうがよいでしょう。内服薬は、肝臓の機能が低下している時に飲むと一時的に薬が体内で分解されず、蓄積してしまうため、副作用が出やすくなるので注意が必要です。

服用を中止するとAGAの症状はまた出てきます。服用のタイミングも中止するタイミングも医師の判断を仰ぎましょう。まれに副作用として髪の毛以外の毛がふさふさ生えてくることがあります。顔の産毛が濃くなることもあります。そのような場合は、即刻中止し、医師の判断をあおぎましょう。

まとめ

男性も女性も悩む人が少なくない薄毛や抜け毛問題ですが、体質に合った育毛剤や内服薬で改善されます。効果のある育毛剤や内服薬を選ぶためには、薄毛や抜け毛の原因が何であるのかを知る必要があります。そうすることによった、効果的な育毛剤や内服薬を使用することが出来ます。また薬や育毛剤に頼るだけでなく、生活習慣を見直し、ホルモンバランスを整え、バランスの取れた食生活を心がけることも大切です。