育毛剤の適量ってどれくらい?
- 公開日:2019/09/23
どんなものにも適切な量というものがあるのと同様に、育毛剤の使用量にも適量はあります。しかし実際に使用している人の中には、速く薄毛や抜け毛を改善したいという真剣な思いから必要以上に薬剤を塗布してしまう人がいます。多くの量を塗布することで何か影響はあるのでしょうか?きちんと効果を得るための適切な量というのはどれくらいなのかなどについてまとめていきます。頑張って使用しているのになかなか効果が出ないという方は、使用量に問題があるかもしれませんのでぜひチェックしてみてください。
適量とはどれくらい?
まず使用する育毛剤の適量はどれくらいなのかということについてですが、これは使用しているものによって違うというのが実際のところです。形状がスプレータイプなのかポンプタイプなのか、薬剤が液体なのかジェルタイプなのか、含有されている成分の強さはどれくらいなのかなどはそれぞれの製品によって全く違っています。そのため適切な効果を得るためにどれくらいの量を塗布する必要があるのかというのは、それぞれの製品によって違っているのです。商品パッケージや説明書には、一回当たりに使用するべき量というのが必ず記載されています。早く効果を出したいと思うと、その指定量を無視して多くの量を使用してしまいがちです。しかし記載されている使用量というのは、その製品の様々な特徴を加味した上で最も効果を得ることが出来る量で設定されています。そのため記載されている使用量が、その製品にとっての適量ということになります。
使用する量が多い方が効果がある?
大は小を兼ねるという言葉があるように、効果のあるものであればより多くの量を使用すればそれだけ高い効果を得ることが出来ると思われる方もいるかもしれません。しかしやはり育毛剤に関して言えば指定されている以上の量を使用したところで、より高い効果を得ることが出来るということは出来ません。薬剤は頭皮に塗布して、毛根が有効成分を吸収することによって効果が出ていきます。しかし一度に吸収することが出来る量には限界がありますので、それ以上の量を塗布したところでそれは流れていってしまい無駄になってしまうのです。育毛剤は決して安いものではありません。無駄になってしまう量が多ければ、それだけ消費する量も早くなってしまいます。そうするとそれだけ長く使用するのが負担になってしまいますので、そういった面から考えても適切な量をしっかりと守り継続して使用し続けることが大切です。
適量を守らないデメリット
適量以上の量を使用してより高い効果を得ることが出来るわけではないということはご説明しましたが、それだけではなく必要以上の量を使用することでデメリットもあるのです。育毛剤は髪の毛を生やしたり成長を促進させるための刺激成分や血行を促進させる成分が配合されています。そのために少なからず頭皮や髪の毛の細胞に刺激を与えています。もちろん適量であれば効果的なものではありますが、その量が増えすぎることで刺激が強すぎてしまい逆に良くない影響を与えてしまうということがあるのです。血行促進は頭皮や髪の毛の健康状態を良くするためには必要不可欠なものですが、刺激が強すぎた場合にはダメージを与えてしまうことになり頭皮が炎症を起こしてしまったり髪の毛が抜けやすくなってしまったりすることもあります。また育毛剤は適度に毛根の中にある毛母細胞を刺激することで、成長を促進することが出来ます。しかしその刺激が強すぎてしまった場合には、毛母細胞が死んでしまうこともあります。いくら良い成分が配合されているからとはいっても、その成分が刺激のあるものであるということは忘れてはいけません。
まとめ
育毛剤の適量というのは、使用する製品によってそれぞれ違っています。商品パッケージや説明書には必ず一回当たりの使用量というものが記載されていますので、その量をしっかりと守って使用するようにしましょう。適量を守らずに多く使用したからといって、効果がより得られるということは決してありません。それよりも多すぎる量を使用することによって、反対に刺激が強すぎてしまうということもあります。刺激を与えすぎることによって頭皮に炎症が起きたり、毛根が死んでしまうということもあるので注意が必要です。きちんと効果を得るためにも、決められた適量をしっかりと守って使用することが大切です。