まつげ専用の育毛剤の効果とは
- 公開日:2019/10/11
発毛サイクルが乱れがちになるのは頭皮ばかりではありません。ここ数年、女性でもまつげ専用の育毛剤を購入するケースが増えており、より効果の安定した新しい商品が続々とリリースされています。まつ毛専用の育毛剤の効果と適切な使い方、副作用などの注意点について具体的におさえておきましょう。美容液との違いについても詳しく見ていきますので、ぜひとも参考になさってください。
まつげ専用育毛剤はある?
かつては、日本ではまつげ専用の育毛剤は認可されていませんでした。そのため、公的な医療機関では専用の薬を入手することができない状況が続いていました。しかし、最近になって法的規制が緩和され、頭皮以外に使用する薬に関しても公に販売しても良い、ということになりました。法改正以降、まつ毛専用の育毛剤がそれぞれのメーカーからコンスタントにリリースされるようになり、女性にとっての選択肢が大幅に広がりました。まつ毛専用の薬であっても基本的な使い方は同じで塗布方式となり、専用のアイテムによって薬剤をまつ毛に塗り込み、よくなじませることで薬の成分が浸透していきます。
美容液との違いは?
まつげをケアするアイテムとしては他に、美容液があります。結論から言うと、美容液は化粧品として分類されており、まつげに潤いを与え、コーティングするという役割があります。美容液はあくまでも化粧品であり、薬ではないため発毛効果はありません。したがって、まつげを生えやすくする薬として美容液を使用することは推奨されていないのが現状です。ただ、まつげが極端に乾燥してしまうと毛根の細胞が傷つき、発毛サイクルが阻害されてしまう可能性がありますので、美容液によってこまめにまつ毛をコーティングし、潤いをキープしておくことには一定の意味があります。
女性にも多い薄毛の問題
日本ではますます、まつ毛だけでなく頭皮の薄毛に悩む女性が増えています。頭皮は通常、女性ホルモンが色濃く作用する領域であり、男性と比較すると薄毛になるリスクは低いものの、ライフスタイルや食生活の変化によってホルモンバランスが乱れやすくなり、若い女性でも薄毛で悩むケースがめずらしくなくなってきています。女性型脱毛症に対しても育毛剤が有効ですが、それ以外に食事療法やホルモン療法が試される場合があります。
忙しさも薄毛の原因?
女性の場合でも、ストレスによって薄毛が進行しやすくなる、ということは充分にあり得ます。仕事などで多忙がつづくと、必然的に日々ストレスがかかりやすくなっていきますから薄毛のリスクが高まり、また、薄毛が目立つことによってよけいにストレスが溜まってしまう、という悪循環に陥ってしまいます。仕事をすぐにセーブすることは難しくても、たとえば、自分なりのストレス解消法を確保しておくことで薄毛のリスクをコントロールすることは充分に可能です。
まつ毛と薄毛との関係は?
まつ毛が薄い女性は薄毛にもなりやすいのでしょうか。医学的に言うと、まつげは男性ホルモン、頭髪は女性ホルモンの領域であり、ホルモンの種類が違うため、直接的な関係性は薄いと考えられています。ただ、ストレスが原因でまつ毛が伸びにくくなっている場合、頭皮も同様の影響を受けていることが予測されますので、まずは薄毛の原因を特定し、適切な対処法を心がけましょう。
日本でも最近になってまつ毛専用の育毛剤が認可され、効果の高い商品が続々とリリースされています。美容液は医薬品ではありませんので薬としての使用は避け、必ず専用の育毛剤によってまつ毛をケアするようにしましょう。